GOLDEN TIGER EA

Golden Tiger EA v9
パラメーター解説と設定ガイド

各パラメーターの意味と、上げたとき・下げたときに何が起きるか

対象バージョン v9 | 取引銘柄:ゴールド | 作成:Golden Tiger EA チーム

この資料について

本 EA は段階型ダイナミックグリッドを採用しています。相場が逆行したときに分割して追加エントリーし、平均取得単価を引き寄せて、ラウンド全体をまとめて決済します。この構造はレンジ・回帰型の相場に向いており、一方向に進む相場では追加エントリーとともに含み損が積み上がります。ここに並ぶパラメーターは、いずれも「速さ」と「耐える力」のバランスを調整するためのものです。

いかなる自動売買プログラム(EA)も利益を保証することはできません。レバレッジ商品の取引では当初の投資元本を超える損失が生じる可能性があります。全額を失っても差し支えない資金でのみお取引ください。本資料は情報提供のみを目的としており、投資助言や勧誘を行うものではありません。

1. ロットはご自身で決めるもの

これが本システムの最重要ポイントで、以降のすべてのパラメーターがこの上に成り立ちます

ロットの決まり方ご自身で入力:初回ロットも 1 本あたりの上限も絶対値で、入力した数字がそのまま使われます。
残高が変わったときロットは動きません —— 増えても自動で大きくならず(自動複利なし)、減っても自動で小さくなりません。リスク比率が静かに上がっていくため、ご自身で見て調整する必要があります。
口座通貨通貨のチェックはありません。どの通貨でも動くため、ロットが妥当かどうかはご自身で換算してください。
ブローカーのロット上限ガードはありません。許容値を超える数字を入れると、発注がブローカーに拒否されます。
チャート上のパネルMT5 のチャートコメント方式で、文字サイズは変えられません(端末側の管理で、EA からは変更できません)。

これは何を意味するか

建玉の規模を完全にご自身で握れます:どこまで大きくするか、いつ大きくするかはお客様の判断です。その裏返しとして、残高に合わせた自動調整はありません —— 資金が増えたら上げるかどうかをご自身で決め、資金が減ったときは必ず戻って下げてください。そのままでは小さくなった口座に対してロットが過大になります。

2. はじめる前に

パラメーターではありませんが、ここが合っていないと動きません

MT5 への導入手順

  1. EA ファイル(.ex5)を入手します —— サポート窓口よりお渡しします。
  2. MT5 を開き、左上の「ファイル」→「データフォルダを開く」から MQL5Experts に進み、ファイルをコピーします。
  3. MT5 に戻り、「ナビゲーター」ウィンドウ(Ctrl+N)の「エキスパートアドバイザ」を右クリック →「更新」を選びます。
  4. EA をゴールドのチャートにドラッグし、設定ウィンドウで「OK」を押します。
  5. ツールバーの「アルゴリズム取引」ボタンがオン(緑色)になっていることを確認します。
  6. チャート右上に EA 名と緑のアイコンが表示されれば、稼働中です。

ご自身での設定に不安がある場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。担当者が説明から導入設定まで丁寧にご案内します。

ライセンス口座番号とサーバーの両方で認証します。口座やブローカーを変更する場合は再登録が必要ですので、先にサポートまでご連絡ください。未認証の間はチャートに案内が表示されます。
設定方法ゴールド銘柄のチャートに適用し、MT5 の自動売買をオンにしてください。チャートの時間足は問いません —— どの時間足に入れても判断は変わりません。
1 チャートに 1 つ同じ銘柄には 1 つだけ適用してください。複数の銘柄で動かす場合は、それぞれのマジックナンバーが重複しないようご確認ください。
接続24 時間安定した接続が必要です。VPS のご利用を推奨します。切断後に再接続すると、システムは自動的に判定状態を作り直します。手動の操作は不要です。

3. チャート上の情報パネル

パラメーターを変える前に、まず現在の状態を読めるようになってください

適用すると、チャート左上に文字の情報パネルが表示されます。MT5 のチャートコメント方式のためボタンはなく、文字サイズも変えられません —— 端末側が管理しています。上から順に:

パネルの項目読み方
StatusACTIVE = 取引時間帯の中で、新しいラウンドを開始できる状態。Out of Session = 時間帯の外で、ゼロから新しいラウンドは始めません。後ろの Wave はシステム内部の波動カウンターです。サポートが調査時に使うもので、普段は気にしなくて構いません。
TP Distance現在の値動きから算出した「目標距離 1 単位」。すべての目標倍率はこの数字に掛けられます。
Allow 1st初回エントリーの許可価格:Buy <= の後の価格は「現在値がこれを下回ってはじめて買いの初回エントリーがあり得る」という意味で、Sell >= はその逆です。これはエントリー条件の 1 つであり、すべてではありません。
[ EA PARAMETERS ] の区画現在の各パラメーターと、換算後の実際の数字(3 つの目標距離、含み損上限の金額)がそのまま並びます —— 設定変更後の確認はここが最速です。
EA Float (3 magics)3 モジュール合計の評価損益(手動注文は含みません)。含み損の上限が監視しているのはこの数字です。
[ MODULE 1 / 2 / 3 ] の区画各モジュール 2 行ずつ:Buy / Sell = 本数 | 合計ロット | BE(平均取得単価)| TP(ラウンドの目標価格)| PnL(その方向の評価損益)。

4. 動作のしくみ

しくみが分かってはじめてパラメーターの意味が分かります

ロットはご自身で入力するもの —— 2 つの数字がラウンド全体の規模を決めます

初期設定と最も保守的な設定の対比(追加エントリーのペースは初期設定の「2 本ごとに 1 段、1 段ごとに × 1.5」で計算)

比較項目 初期設定最も保守的な設定
初回ロットInitial Lot Size0.01 ロット0.01 ロット
1 本あたりの上限Maximum Order Lot Size0.05 ロット= 初回の 5 倍0.01 ロット= 初回と同じ
追加エントリーの増加段階的に増加上限まで増加なし
9 本まで追加した 1 ラウンドの合計約 0.21 ロット0.09 ロット
3 モジュール同時フル(各 9 本)約 0.64 ロット約 0.27 ロット
ロットの見積もりは一番下の行で考えてください「3 層同時フル」こそ最悪ケースの建玉規模です。口座がそれに耐えられるか確認してから、初回ロットを決めてください。
  • 「9 本」は例です。実際の本数は相場次第で、固定の本数上限はありません —— 最後の防衛線は含み損の上限です。
  • 1 本あたりの上限を初回ロットと同じにする = 増加を止める、という合法的で最も保守的な設定です。
  • ロットは残高に連動しません —— 資金が増えても減っても、ご自身で戻って調整してください。
図 1|ロットはご自身で入力 —— 初期設定と最も保守的な設定の対比

この図で見るべきは一番下の行です:3 モジュールが同時にフルになると、建玉の合計は初回の 1 本の 60 倍あまりになります。ロットの自動換算はありません —— Initial Lot Size に入れた数字がそのまま初回ロットです。「この口座は 3 層同時フルに耐えられるか」という問いは、最初の数字を入れる前に考えておくべきものです。

1 ラウンドの流れ(買い方向の例)

同じラウンドの建玉はすべて 1 つの目標価格を共有します —— 1 本ずつ別々ではなく、まとめて決済されます

1234
ラウンド全体の目標価格
平均取得単価
目標到達 → ラウンド全体をまとめて決済
11 本目2追加 1 回目3追加 2 回目4追加 3 回目(ロットはさらに大きい)

覚えておきたい 4 点

  1. 追加エントリーは、価格が一定距離だけ逆行し、かつクールダウン時間が経過してから —— 同じ価格帯で連続して発注することはありません。
  2. 追加するたびに平均取得単価が現在値に近づき、ラウンド全体の目標価格も下がります —— 最初の価格まで戻らなくても決済できます。
  3. 目標までの距離は固定 pips ではなく、そのときの値動きの大きさに応じて自動で伸縮します。ボラティリティが大きいときは遠く、小さいときは近くなります。
  4. 追加が増えるほど 1 ラウンドの建玉量と含み損は大きくなります。これはグリッド構造そのものの特性であり、異常ではありません。
図 2|同じラウンドの建玉は 1 つの目標価格を共有し、まとめて管理・決済されます

この図で見るべきは2 本の横線の関係です:金色の破線が平均取得単価、緑の線がラウンド全体の目標価格で、目標価格は常に平均取得単価の利益側に置かれます。追加のたびに平均取得単価が現在値へ寄り、目標価格も一緒に下がります —— だから最初の価格まで戻らなくても、緑の線に触れればラウンド全体がまとめて決済されます。ここが分かると、後の「目標距離の倍率」の意味がつかめます。

追加エントリーのロットが増えていく仕組みと、その上限

初期設定の例:2 本ごとに 1 段上がり、1 段ごとにロット × 1.5、1 本あたりの上限(初回の 5 倍)で打ち止め

1.0倍
1.5倍
2.25倍
3.38倍
5.0倍
上限 = Maximum Order Lot Size 0.05(初回の 5 倍)
1 本目
2 本目
3 本目
4 本目
5 本目
6 本目
7 本目
8 本目
9 本目
10 本目
1 段目
2 段目
3 段目
4 段目
以降はすべて上限のまま
  • どれだけ速く上がるかは「1 段あたりの倍率」と「1 段あたりの本数」、どこで止まるかは「1 本あたりの上限」で決まります —— 3 つとも直接入力する数字です。
  • 「1 段あたりの倍率」を下げる、または「1 段あたりの本数」を増やす → 増え方が緩やかになり、ドローダウンも穏やかになりますが、平均取得単価の寄りも遅くなります。
  • 上限を初回ロットと同じにすると増加が完全に止まります(このとき 2 つの段階パラメーターは実質的に効きません)。もっとも保守的な使い方です。
図 3|追加エントリーのロットの段階と、上限がそれを抑える様子

この図で見るべきは赤い破線です:棒が段々と高くなり、破線に達すると止まり、以降はその高さのままです。どれだけ速く上がるかは「1 段あたりの倍率」と「1 段あたりの本数」、どこで止まるかは「1 本あたりの上限」—— 初期設定の 0.05 は初回 0.01 の 5 倍、つまりラウンドが深くなると 1 本のロットは最大で初回の 5 倍まで大きくなります。

3 つのモジュールはリレー方式であり、3 倍張りではありません

後ろのモジュールは、前のモジュールが建玉を持ち、かつ相場が同じ方向に進み続けたときにだけ動き出します

モジュール 1
最初にエントリーする担当

エントリー条件をすべて満たす必要があり

取引時間帯の中である必要があります

専用の追加エントリーと目標価格
さらに進行
モジュール 2
モジュール 1 に建玉がある場合のみ

相場が同じ方向にもう一段

進んでから引き継ぎます

専用の追加エントリーと目標価格
さらに進行
モジュール 3
モジュール 2 に建玉がある場合のみ

一方向の動きが最も伸びたときに

はじめて登場します

専用の追加エントリーと目標価格
3 つのモジュールが同時に建玉を持つと、リスク量は 3 層の合計になりますこれは一方向の相場で起きやすい状況です。ロットを決めるときは「3 層が同時にフル」を前提に見積もってください。1 本目だけで考えないでください。
  • 3 つのモジュールはそれぞれ独立したマジックナンバーを持ち、レポートや履歴で個別に照合できます。
  • 同じ端末で複数の EA を動かす場合、番号が互いに重複してはいけません。3 つを同じ値にすることもできません。
  • 手動で出した注文はどのモジュールにも属しません。EA は一切触れず、リスク集計にも含めません。
図 4|モジュールはリレー方式ですが、同時に建玉を持つ間はリスク量が加算されます

この図で見るべきは下の金枠の注意書きです:3 つのモジュールはリレーですが、リレーだからといって同時に 1 つしか動かないわけではありません。一方向の相場が十分に伸びると 3 つのモジュールが同時に建玉を持ち、リスク量は 3 層の合計になります。ロットの見積もりは「3 層同時フル」を基準に —— 本資料の中で最も見落とされやすいポイントです。

5. パラメーター一覧

MT5 に表示される順番と初期設定

パラメーター(MT5 の表示名)初期設定一言でいうと
=== Trading settings ===
Initial Lot Size0.01各ラウンドの初回ロット。絶対値で入力
Maximum Order Lot Size0.051 本あたりロットの上限。これも絶対値
Stepped Lot Multiplier1.51 段上がるごとにロットを何倍にするか
Stepped Group Size2何本で 1 段とするか
TP Multiplier (1 Order)2.0建玉が 1 本のときの目標距離の倍率
TP Multiplier (>=2 Orders)2.0グリッドに入った後の目標距離の倍率
TP Multiplier (Out of Session)2.0時間帯外で手じまいするときの目標距離の倍率
Start Time >=4取引時間帯の開始(サーバー時間の正時、含む)
End Time <12取引時間帯の終了(サーバー時間の正時、含まない)
Skip Hour 15 First Ordersオンサーバー時間 15 時台は新しいラウンドを開始しない
Module 1 / 2 / 3 Magic Number11111 / 22222 / 333333 モジュールのマジックナンバー
=== Risk Management ===
Max Floating Loss % of Balance90%合計含み損が残高の何 % に達したら全決済するか

一覧に載せていないもの

エントリー判定のロジック、追加エントリーの発動距離、クールダウン時間などは、そのときの相場状況から EA が自動で算出します。調整はできませんし、口座の大小によって変わることもありません。これは意図的な設計です。お客様の判断を「どれだけリスクを取るか」の一点に集中させるためです。

6. パラメーター別の解説

上げたらどうなるか、下げたらどうなるかを項目ごとに

Initial Lot Size / Maximum Order Lot Size(ロット)

数値 | 初期設定 初回 0.01 / 上限 0.05
内容
Initial Lot Size は各ラウンドの初回ロットMaximum Order Lot Size1 本あたりの絶対上限です。どちらも直接入力するロット数で、追加エントリーの段階はこの 2 つの数字の間を上がっていきます(図 3)。初期設定の 0.05 = 初回の 5 倍です。
上げる
同じ相場でも利益と損失がともに大きくなります。含み損が深くなる速度も上がるため、含み損の上限に早く到達します。
下げる
建玉の規模全体が小さくなり、より深い逆行にも耐えられます。その代わり利益の伸びも遅くなります。
注意が 2 つ
1. 残高に連動しません。増えても自動で大きくならず、減っても自動で小さくなりません —— 資金が目減りしたときにリスク比率が静かに上がるのが、最もご自身で見ておくべき点です。
2. 2 つの数字はセットで考えてください。上限は少なくとも初回ロットと同じに。初回より小さい上限は追加をまったく増やさないのと同じです(合法的で最も保守的な設定ですが、誤入力でないことを確認してください)。
始め方の目安
「初回ロット」は「この口座での最小の 1 本」と考え、3 モジュール同時フルから最悪ケースに耐えられるかを逆算してください(図 1 の一番下の行)。迷ったらブローカーの最小ロットで相場の 1 サイクルを回してから、上げるかどうかを決めてください。

Stepped Lot Multiplier(1 段あたりの倍率)

数値 | 初期設定 1.5
内容
1 段上がるごとにロットを何倍にするか。下の「1 段あたりの本数」と組み合わせて増え方のペースが決まります(図 3)。
上げる
すぐ上限に到達します。引き寄せは速い一方、建玉の膨らみも速くなります。
下げる(1.0 に近づける)
ほぼ同じロットでの追加になり、カーブが緩やかになります。1.0 = 増加なし。
避けてください
1.0 未満、0、マイナスの値。1 未満だと追加のたびにロットが小さくなり引き寄せの働きを失います。0 やマイナスではロット計算そのものが成立しません。

Stepped Group Size(1 段あたりの本数)

整数 | 初期設定 2
内容
何本で 1 段上がるか。初期設定の 2 なら、1 本目と 2 本目が同じロット、3 本目と 4 本目で 1 段上がる、という具合です。
上げる
増え方がさらに緩やかになり、1 ラウンドの建玉規模の伸びが穏やかになります。
下げる(たとえば 1)
1 本ごとに段が上がり、上限への到達が最速になります。このグループでもっとも積極的な設定です。
避けてください
0 は絶対に避けてください。1 以上の整数である必要があります。

TP Multiplier(3 つの目標距離倍率)

数値 | 3 つとも初期設定 2.0

目標価格は固定 pips ではなく、「そのときの値動きから算出した 1 単位の距離 × 倍率」です。ボラティリティが上がれば自動的に遠くなり、収まれば近くなります。パネルの TP Distance がその 1 単位です。3 つの倍率はそれぞれ別の場面で使われます。

パラメーター使われる場面
TP Multiplier (1 Order)そのラウンドの建玉がまだ 1 本のとき。エントリー価格から利益方向に測ります。
TP Multiplier (>=2 Orders)追加エントリー後、グリッドになってから。平均取得単価から利益方向に測ります。
TP Multiplier (Out of Session)取引時間帯を過ぎたあと、建玉が残っている場合の手じまい用。
上げる
1 ラウンドあたりの利益は大きくなりますが、決済しにくくなり、保有時間が延び、追加エントリーが増える可能性が高まります。
下げる
決済が速く回転も速くなり、保有時間は短くなります。ただし 1 ラウンドの利益は薄くなり、スプレッドや手数料の比重が上がります。
注意
時間帯外の 1 つは、通常ほかの 2 つと同じか少し小さめに設定します。狙いは手じまいであって、さらに利益を伸ばすことではないからです。3 つとも 1.0 未満は推奨しません。目標がエントリー価格に近すぎると、ブローカーの最低距離制限で拒否されることがあります。

取引時間帯 —— 「新しいラウンドを始めるかどうか」だけを決めます

時間帯は MT5 のサーバー時間の正時で判定します。お使いのパソコンの時刻ではありません

新規ラウンドなし
新規ラウンドを開始できる
新規ラウンドなし
0 時開始(この正時を含む)終了(この正時を含まない)24 時
時間帯の中

条件が揃えば新しいラウンドを開始

既存の建玉は通常どおり追加・決済

目標距離は「1 本」と「グリッド」の設定を使用

時間帯の外

新しいラウンドは開始しません

ただし既存の建玉は通常どおり追加・継続

目標距離は「終了時間帯」の設定に切り替わります

  • 時間帯を広げる → エントリー機会は増えますが、流動性が薄い時間帯での発注も増えます。狭めれば逆になります。時間帯が止めるのは「新しいラウンド」だけで、保有中の建玉を中断することはありません。
  • このほかに、サーバー時間 15 時の 1 時間を時間帯から除外するスイッチ(初期設定オン)があります —— 時間帯を 15 時を含むまで広げたときにだけ、実際に働きます。
図 5|取引時間帯が決めるのは「新しいラウンドを始めるか」だけで、保有中の建玉を放置することはありません

Start Time >= / End Time <(取引時間帯)

整数 0~23 | 初期設定 4 ~ 12(サーバー時間)
内容
MT5 のサーバー時間の正時で区間を指定します。開始の正時は含み、終了の正時は含みません。この区間の中でのみ、モジュール 1 がまったく新しいラウンドを開始します。
時間帯の外では
新しいラウンドは始まりませんが、既存の建玉は通常どおり追加・管理・決済されます。目標距離は「時間帯外」の倍率に切り替わります。進行中のラウンドが同じ方向に伸び続ける場合、モジュール 2・3 は引き続き引き継いで展開します —— 時間帯が止めるのは「ゼロから始めること」であって、「保有中の建玉を止めること」ではありません。
区間を広げる
エントリー機会は増えますが、流動性が薄くスプレッドが広い時間帯での発注も増えます。
区間を狭める
ご自身が納得できる時間帯だけで取引します。回数は減り選別的になりますが、1 日を通して何も起きない日もあり得ます。
避けてください
日をまたぐ設定には対応していません(たとえば 20 から 4)。開始は終了より小さい必要があり、そうでない場合は一日中まったく新規注文が出ません。設定の前に、サーバー時間とお住まいの地域の時刻が何時間ずれているかをご確認ください。両者はしばしば異なります。

Skip Hour 15 First Orders(15 時台の初回エントリーをスキップ)

スイッチ | 初期設定 オン
内容
オンのとき、サーバー時間 15 時の 1 時間が取引時間帯から除外されます —— この 1 時間は新しいラウンドを開始せず、既存の建玉は通常どおり管理されます(時間帯外と同じ扱い)。
なぜあるのか
この時間帯は流動性の切り替わりとスプレッドの拡大が起きやすく、初期設定では 1 時間分の機会を捨ててでも避ける選択をしています。
いつ効くのか
初期設定の時間帯は 4~12 で、もともと 15 時を含みません。そのため初期状態では実際の効果はありません。時間帯を 15 時を含むまで広げたときに、はじめて働きます。
おすすめ
特別な理由がなければオンのままにしてください。15 時にも新しいラウンドを始めたい場合はオフにできますが、初期設定が避けている理由をご理解のうえで。

Module 1 / 2 / 3 Magic Number(マジックナンバー)

整数 | 初期設定 11111 / 22222 / 33333
内容
3 つのモジュールがそれぞれの注文に押す印です。EA はこれで「どれが自分の注文か」を見分けます。レポートや履歴で個別に照合するときにも使えます。
変更するとき
同じ MT5 口座で別の EA を動かしている場合や、複数の銘柄にそれぞれ適用する場合に、番号がぶつからないよう変更します。
避けてください
3 つを同じ値にすること、および他の EA と重複させること。モジュール同士が互いの注文を取り違え、リスク集計も狂います。特別な理由がなければ変更しないでください。
補足
手動で出した注文にはこの番号が付きません。EA は一切触れず、集計にも含めません。

Max Floating Loss % of Balance(含み損の上限)

ドロップダウン | 10% ~ 90% | 初期設定 90%

含み損の総量管理 —— まとめて損切り

3 モジュールの含み損を合算し、残高に対する設定比率に達すると EA の建玉をすべて決済します

初期設定 90%
10%20%30%40%50%60%70%80%90%
低く設定した場合

1 回あたりの損失は小さく抑えられますが、通常の押し・戻しでも決済されやすく、本来なら戻ったはずのラウンドを途中で切ってしまいます。

高く設定した場合

相場が戻る余地は増えますが、実際に発動したときの損失は口座の大きな部分を一度に確定させることになります。

この数字の読み方

残高 2,000 × 設定 90% → 合計含み損が −1,800 に達した時点で全決済し、しばらく新規エントリーを停止します。

初期設定の 90% は選択肢の中で最も広い設定です —— ほぼ口座全体で相場を受け止めることを意味します。この点をご理解のうえ、下げるかどうかをご判断ください。

この金額はパネルに直接表示されるので、ご自身で計算する必要はありません。これは「最後の防衛線」であり、通常の決済方法ではありません —— 通常は目標価格への到達でラウンドが終わります。

内容
3 モジュールの評価損益をすべて合算します(売買の別も銘柄の別も問わず、手動注文は除く)。合計の含み損が「残高 × この割合」に達すると、EA の建玉をただちにすべて決済し、しばらく新規エントリーを停止します。
初期設定 90% の意味
これは選択肢の中で最も広い設定です —— 相場に最大限の戻り余地を与える一方、ほぼ口座全体で受け止めることを意味します。裏を返せば、実際に発動したときは口座の 9 割近い損失を一度に確定させます。この点を理解し受け入れられるか確認したうえで、初期設定のままにするかをお決めください。
下げる
1 回あたりの最大損失は小さく抑えられます。ただし通常の押し・戻しでも決済されてしまい、平均取得単価の引き寄せで戻ったはずのラウンドを途中で切ることになり、かえって損失の確定が増えることがあります。
注意
この防衛線はまとめて全決済であり、損失の大きい 1 本だけを切るのではありません。常時チェックしており、取引時間帯の制限も受けません。また、窓開け(ギャップ)では設定値を一気に飛び越えることがあり、実際の約定結果は設定値とずれます。

7. 3 つの調整の方向性

推奨値ではなく、どちらに動かすかの指針です

求めるものこの方向に動かす受け入れる代償
より保守的に
ドローダウンを抑える
Initial Lot Size を下げる | Maximum Order Lot Size を初回値へ寄せる | 1 段あたりの本数を増やす | 取引時間帯を狭める | 含み損の上限を 90% から下げる利益の伸びも同じ比率で遅くなり、一日中何も起きない日もあります。含み損の上限を下げると、通常の押し・戻しで決済されてしまう頻度が上がります。
初期設定のまま
設計どおりに動かす
何も変えず、Initial Lot Size だけを資金規模に合わせる設計時に想定したペースです。まずは相場の 1 サイクルを通して動かしてから調整をご検討ください。
より積極的に
回転を速める
Initial Lot Size を上げる | 目標倍率を少し下げる | 取引時間帯を広げる含み損が深くなる速度も同じだけ上がり、含み損の上限にも早く到達します —— リスクは比例して大きくなります。

設定を変えるときの 3 原則

  • 一度に 1 つだけ変える。2 つ以上を同時に変えると、何が原因か分からなくなります。
  • 建玉を持っている間は変えない。ロットと目標距離のパラメーターは既存の建玉の扱い方にも影響します。そのラウンドが決済されてから変更してください。
  • まず「最悪の状況」を考える。ロットの見積もりは「3 モジュールが同時にフル」を前提に。1 本目だけで考えないでください。

8. よくあるご質問

何時間も動かしているのに何も起きません。なぜですか?

まずパネルの Status をご確認ください。Out of Session なら取引時間帯にまだ入っていません。ACTIVE なのに発注がない場合は、エントリー条件がまだ揃っていないということです(あわせて Allow 1st の行もご覧ください —— 現在値が初回許可価格をまだ越えていない、というのもよくあるケースです)。本システムは条件を選んでエントリーする設計なので、ノーポジションは正常な状態であり、故障ではありません。

取引時間帯は終わったはずなのに、なぜまだ発注するのですか?

取引時間帯が止めるのは「ゼロから始まる新しいラウンド」だけです。すでに建玉があり、相場が同じ方向に進み続けている場合、追加エントリーと後続モジュールの引き継ぎは時間帯の制限を受けません。1 ラウンドを途中で放置しないための仕様です。

資金が増えました。自分でロットを上げる必要がありますか?

はい。システムは残高に連動しません。上げるかどうか・いつ上げるかはお客様の判断です。逆も同じく重要です:資金が減ってもロットは自動で小さくなりません。そのままでは今の口座に対して過大になるため、必ず戻って調整してください。どれくらいが適切か迷うときは、サポートまでお気軽にご相談ください。

友人とロット数が違うのはなぜですか?

ロットはそれぞれがご自身で入力するものなので、違っていて当然です —— 資金規模もリスク許容度も人それぞれです。必ずご自身のパネルの [ EA PARAMETERS ] に表示される数字を基準にしてください。

口座が小さいときは何に気をつけますか?

0.01 はほとんどのブローカーで最小ロットであり、それ以上下げる余地がありません —— つまり少額口座が実際に負うリスク比率は、大きな口座より生まれつき高くなります(同じ 3 層フルでも、含み損が残高に占める割合が大きい)。見積もりに織り込んだうえで、1 本あたりの上限を初回値へ寄せることもご検討ください。

自分で 1 本だけ手動決済してもよいですか?

可能ですが、おすすめしません。平均取得単価と目標価格はラウンド全体で計算されているため、1 本だけ外すと残りの建玉が新しい平均取得単価で目標を計算し直します。結果がご想定と異なる可能性があります。

パラメーターを変えたら再起動が必要ですか?

不要です。MT5 の EA 設定ダイアログで OK を押した時点で反映され、EA が初期化し直されます。変更後は、チャート右上の自動売買のインジケーターが有効のままかを確認し、パネルの [ EA PARAMETERS ] で新しい値が反映されたかもご確認ください。

パソコンの電源が落ちたり回線が切れたりしたらどうなりますか?

保有中の各建玉にはブローカー側に置かれた目標価格があります。これはサーバーが管理しているので、EA が動いていなくても有効です。価格がそこに到達すれば決済されます。すべてが止まったときに最後に残る仕組みです。

ただし最後に更新された位置で止まったままになります。EA が正常に動いている間は、追加エントリーのたびにラウンドの目標価格が引き下げられますが、EA が止まっていれば追加もなく、目標も更新されません。そのため価格がその水準まで戻らなければ、建玉はそのまま残り続けます。

さらに、含み損の上限は EA が動いているときにしか働きません。VPS を強くおすすめする理由がここにあります。回線が復旧すると、システムが断層を自動検出して判定状態を作り直します。手動の操作は不要です。

9. リスクに関する説明

  • いかなる自動売買プログラム(EA)も利益を保証することはできません。
  • 本 EA は段階型ダイナミックグリッド構造を採用し、逆行時に分割して追加エントリーします。この構造はレンジ・回帰型の相場に向いており、長期の一方向相場では含み損が積み上がります。
  • レバレッジ商品の取引では当初の投資元本を超える損失が生じる可能性があります。全額を失っても差し支えない資金でのみお取引ください。
  • バックテストの結果とリアル口座の成績は分けてご覧ください —— バックテストではスプレッドの拡大、スリッページ、窓開け、回線切断といった実際の条件を完全には再現できず、一方から他方を推し量ることはできません。
  • 含み損の上限は、EA が実際に稼働し、市場で通常どおり約定できる状況で機能します。窓開けや流動性の断絶が起きた場合、実際の約定結果は設定値とずれることがあります。初期設定の 90% は選択肢の中で最も広い設定で、発動時には口座の 9 割近い損失が一度に確定します。
  • 本資料は情報提供のみを目的としており、投資助言や勧誘を行うものではありません。